TESTLINK 1.8.3 マイグレーション方法。(TESTLINK1.7.Xから)


以下は既存でTESTLINK1.7.4または1.7.5等を使用している方が、1.8.3へアップグレードするための手順です。マイグレーションは主にデータベースの移行に重点を置いているため、1.7.Xで御自分でソース修正なさっている方は、一旦インストール後にまた修正するという手順が良いと思います。

1・まず既存のテストリンクをバックアップする。
PHPソースコードの上書きインストールは問題が多いので、マイグレーションはDBだけのものと理解する。


# su
# cd /var/www/html
# mv testlink testlinksav

2・MYSQLのデータバックアップ、いわゆるDUMPを取る。-pXXXXXは-pMySQLのrootパスワード


# su
# cd /var/www/html/testlink
# mysqldump --default-character-set=binary -u root -pxxxxx testlink > testlink.sql

3・TESTLINK1.8.3を以下よりダウンロード。
http://sourceforge.net/projects/testlink/files/

より
testlink_1.8.3.tgzをダウンロード。

4・WEBサーバのドキュメントへコピーして解凍する。
ダウンロードファイルのデイレクトリ下で,root権限で以下を実行。


# su
# mv testlink_1.8.3.tgz /var/www/html/
# cd /var/www/html
# tar xvzf testlink_1.8.3.tgz

#chown -R apache.apache testlink

#chmod +w testlink

#chmod +w testlink/gui/templates_c

#chmod +w testlink/upload_area

これを忘れるとインストール後の動作に問題が起こるので絶対にすること。

4・1 /etc/php.iniにinclude_pathを追加する。

5・WEBブラウザよりインストールプログラムを起動する。
http://localhost/testlink/install/index.php
以下の画面が表示される。


(注)
以下の画面及び記述は前の1.8.1マイグレーションの時の画面を流用しているため古いです。実際は、DBスキーマ変更、DBのアップグレードだけでよいです。
来週中に修正いたします。

6・既存DBのアップグレードを以下で実行。
  各ログイン名とパスワードはインストールした時と同じ。
 -(1)Upgrade Database (Needed while migrating from 1.7.2)



 -(2)以下の画面が出ます。
ライセンスに同意してproceedをクリックする。

-(3)成功した場合は以下の画面が表示される。

 -(4)ログイン画面へ、1.8.1になっている。

7.インストール画面http://localhost/testlink/install/index.phpに戻って、
今度はmygration of 1.7.2(or greater) to 1.8.0を選択する。

-(2)下の画面がでる。この中のhereと箇所をクリックする。

 (3)DB設定でDB名称(testlink)とMySQLのアドミン、rootとパスワードを入力して、実行。

-(4)ライセンスの画面が出るから、それをOKにして。

-(5)データ変更処理が走って終了する。おお、インストールマニュアルのとおり。

-(6)ログイン画面を表示する。localhost/testlink/login.php

-(7)ログインしてみる。やや、ワーニングが出てる。

ワーニングの内容を調べるため/var/www/html/testlik/logs/config_chk.txtを参照する。


インストールディレクトリを削除してください!
'admin' アカウントのパスワードをデフォルトのものから変更してください!
Emailに関する以下のパラメータを確認してください:
tl_admin_email
from_email
return_path_email
smtp_host
~

とりあえず・・/var/www/html/testlink/config.inc.phpを以下に修正する。
実際の時はちゃんと、ワーニングの原因を取り除いてください。


/**
* How to warning user when security weak points exists.
*
* 'SCREEN': messages will displayed on login screen, and tl desktop (default)
* 'FILE': a file with a list is created but users are not notified via GUI
* user will receive a message on screen.
* 'SILENT': same that FILE, but user will not receive message on screen.
*/
//$tlCfg->config_check_warning_mode = 'FILE';
$tlCfg->config_check_warning_mode = 'SILENT';

で表示してみる。


コピー元のTESTLINKインストールディレクトリ下のupload_areaディレクトリ下のファイルの移動を忘れずに行うこと。


ちなみに失敗した場合のレストア方法。
# su
# mysql -u root -pxxxxx testlink < testlink.sql
# rm -rf /var/www/html/testlink
# mv testlinksav testlink